F5 SSL Orchestrator(SSLO) 製品概要
BIG-IP SSL Orchestrator(SSLO)とは、BIG-IP製品で実績のある、信頼性と高パフォーマンスを持った最新のSSL復号/暗号化機能を搭載し、サードパーティ製のセキュリティ・ソリューションと連携する、SSL可視化製品です。
ユーザへ グラフィカルな直観的で簡易な専用設定ウィザードを提供し、以前では実現できなかったネットワークトポロジー(構成)もサポートされ柔軟性を持ち、多くのユーザへご利用しやすい製品となってリリースされました。
主な特長
- Guided Configuration : 簡略化された直観的なGUI設定画面
- 複雑なネットワークトポロジーに対して、柔軟な導入が可能
- カスタマイズ可能な トラフィックフロー
- 最高クラスのSSLオフロード/次世代暗号化プロトコルへの対応
現状の課題
- SSL/TLS通信の増加
- SSL/TLS通信に潜む脅威の増加
隠れ蓑にされる暗号化通信
解決策
総SSL通信化に備えて・・・
- これからのセキュリティ対策として、SSL通信の可視化を「構成の一部」として組み込む
- 「安全な」SSLを利用する
(1) SHA-2移行準備と、SSLサイトの安全性チェックを!
(2) 堅牢なSSLライブラリの利用を!(フリーのSSLソフトは、脆弱性の常時確認を) - 手間のかかるSSL管理を一元化して、運用コストの軽減とパフォーマンスの確保を
BIG-IPでSSLを、より簡単に、より安全に
構成例
SSLO + FortiGate : SSL可視化 + UTM + Office 365 プロキシバイパス
SSL Orchestrator & Office365 Bypass & L2 Service(UTM)
- Office365利用に伴い、1ユーザ当たりのセッション数が大幅に増加
⇒ (脅威でない)Office365通信は、可視化対象から除外。それ以外のWEB通信はSSLOでSSLデコードし可視化トラフィックをUTM(FortiGate)に転送して検査を実施。 - UTM(FortiGate)はOffice365通信とSSLデコード処理をする必要がないため不要な検査・負荷を軽減できる。
- Office365URLは定期的に更新されるが、SSLOで自動更新スクリプトを実装することでOffice365 URLリストを更新する管理者の負荷も軽減できる。