IBM(ハードウェア) 動画
ネットワールドでは、積極的に行っているIBM ハードウェアの検証で行った内容を撮影し、本ページで惜しみなく公開していきます!
IBMの組込済ハードウェアを好奇心の向くままに、ネットワールド独自の視点を持ってお届けします。
Storwize V7000 Gen2
VersaStackの外部ストレージであるV7000 Gen2、納品後の開封から設置までの手順をご紹介します。
第1回 IBM Storwize V7000 Gen2の箱を開けてみた!
- 持ち上げる際の注意事項
V7000を持ち上げる場合には、安全に持ち上げる方法に従ってください。
フル搭載されたエンクロージャーの重量は約 37 kg です。 エンクロージャーを持ち上げてラックに取り付ける場合またはラックからエンクロージャーを取り外す場合は、箱に記載されているマークのように少なくとも3人で作業する必要があります。- 同梱物について
- IBMのV7000は、受発注製品ですので、出荷品は、注文に応じて追加の品目が含まれております。
また、販売店様を経由した場合は、注文に応じて追加の品目が含まれている場合があります。
納品物は、大きく区分すると以下です。
(動画:00:57秒~)
・コントロール・エンクロージャー (ケーブル以外のオプションはすべて、事前に取付済)
・ラック・マウント・ハードウェア・キット
・ラック・マウントされた電力配分装置に接続するための 2 本の電源コード
・資料パッケージ
<拡張エンクロージャー> (動画:01:51秒~)
・拡張エンクロージャー(ケーブル以外のオプションはすべて、事前に取付済)
-拡張エンクロージャー接続ケーブル
-HDD/SSDドライブ
-壁ソケットに接続するための電源コード
-資料パッケージ
■レールキットの内訳
レールキットの中身は、以下となります。
・2個のレール (右と左のアセンブリー)
・2個のレール・スプリング ※レールに既に取り付け済みの場合もあります。
・IBM 以外のラック用の2セットのレール取り付け用ねじと代替レール・マウント・ピン (大と小)
「ネットワールド らぼ」では、IBM Storageの検証結果やおすすめの機能について紹介しております。
動画と併せて是非ご確認下さい。
第2回 IBM Storwize V7000 Gen2のパーツを取り外してみた
- ディスクについて
ディスクには以下のような記載があります。
600GB(容量) 10K(回転数/RPM)
6Gb (転送速度) SAS(ディスク規格)
FRU (7桁型番)
※FRUについてはField Replaceable Unitの略で、部品の管理や仕様を表す番号です。
IBMの技術員が部品交換をする時に使われ、オーダー時の型番とは異なる場合があります。- 各イーサネットポートについて
- ポート1:システム管理用に接続する必要があります。オプションでiSCSI ホスト接続に使用することができます。
ポート2:オプションです。iSCSI ホスト接続あるいは代替(冗長) 管理アドレスを提供するために使用することができます。
ポート3:オプションです。iSCSI ホスト接続に使用することができます。
ポートT:技術員用ポート。保守アクセスおよびシステムの初期化のために、コンピューターに直接接続できます。
- SASポートについて
- リアル接続SCSI (SAS) ポート。各キャニスターには、オプションの拡張エンクロージャーに接続するためのSAS ポートが2 つあります。
第3回 Storwize V7000 Gen2をラックに搭載してみた
- レールキットのスプリングについて
- レールを全長まで伸ばし、スプリングの一方のループ端をレールの内側の片方のスタッドに押し込みます。
スプリングを少しずつ伸ばし、スプリングの他方のループ端をレールの内側にあるもう一方のスタッドに押し込みます。
ものによってはスプリングを取り付ける際には、非常に力を入れてはめ込む形となりますので、ご注意下さい。
- ラック用のブラケット・ピンについて
- 各レールの前面ブラケットと背面ブラケットに、適切なブラケット・ピンが取り付けられていることを確認します。 各レールには、4 個の中サイズのピンが事前に取り付けられていますが大きいピンと小さいピンは別個に提供されます。ご使用のラックの取り付け穴に適したピンを使用してください。
取り付け穴 | ブラケット・ピン |
---|---|
丸い、ねじ山なし | 事前に取り付けられている中サイズのピンを使用します。 |
丸い、ねじ山あり | 中サイズのピンのねじを緩めて、レールに付属の小さいサイズのピンに置き換えます。 |
四角 | 中サイズのピンのねじを緩めて、レールに付属の大きいサイズのピンに置き換えます |
- コントローラーのラック登載について
- V7000のコントローラーのサイズは2Uです。
ラックの一部にのみ設置を行う場合は、ラックの安定性を確保できるように、また保守の際にエンクロージャーにアクセスしやすいように、エンクロージャーを低い位置に配置が推奨されております。 - エンクロージャーのラック登載について
拡張エンクロージャーを既存のシステムに追加する場合、システムの電源をオフにする必要はありません。
システムの作動中に拡張エンクロージャーを追加することができます。
追加する場合は、以下になるように登載するようにガイドされております。
1つ目の拡張エンクロージャーはコントロール・エンクロージャーの直下に追加します。
2つ目の拡張エンクロージャーはコントロール・エンクロージャーの上に追加します。
3つ目の拡張エンクロージャーは最初の拡張エンクロージャーの直下に追加します。
4つ目の拡張エンクロージャーは2つ目の拡張エンクロージャーの上に追加します。- エンクロージャー・エンド・キャップの取り付け
- 左側のエンド・キャップには、エンクロージャーの端にある状況 LED (発光ダイオード) と位置合わせするインディケーター・ウィンドウがあります。エンド・キャップのシリアル番号がエンクロージャー背面のシリアル番号と一致していることを確認します。 エンド・キャップ上部のスロットをシャーシ・フランジ上のタブにはめ込み、エンド・キャップを、カチッと音がして所定の位置に収まるまで下に回転させ、エンド・キャップ内側の面がシャーシとぴったり重なっていることを確認します。
- エンクロージャーとのケーブリングについて
- 1台目のエンクロージャーを接続する際は、同梱のSAS ケーブルを使用して、コントローラーの下にある拡張エンクロージャーに接続します。
接続の方法は下図のような形で行います。
2台目のエンクロージャーは、コントローラーの上にある拡張エンクロージャーですので、合わせて右の図のようにケーブルを接続します。
エンクロージャー間で SAS ケーブルを接続する際は、このルールにそって接続を行って下さい。