Single Server Protection (SSP) 製品概要
Single Server Protection (SSP) for Linux の基本機能
Single Server Protection (以下、SSP)は、OS上のアプリケーションを監視し、障害を検知するとアプリケーションの再起動や、OSの再起動により復旧を試みるソフトウェアです。
HAクラスタソフトウェアとは異なり、単一のノードにインストールしてご利用頂けます。そのため、待機ノード用のコンピューター資源を用意しなくともシステムの可用性を向上させることができますので、安価かつ容易な安定運用を可能にします。
Single Server Protectionの特徴
(1)様々環境やアプリケーションに対応
物理、仮想、クラウドと、あらゆる環境に対応しています。特にVMwareベースの国内クラウドサービスを中心に、多数動作検証を実施しております。
また、SSPには標準で各種アプリケーションを監視するオプション(Application Recovery Kit)が含まれております。これにより監視用スクリプトを作成することなく、簡単に様々なアプリケーションを監視することができます。
(2)簡単導入、スムーズな運用管理
ウィザード形式による簡単インストールが可能です。
導入後の運用管理もGUIでの直感的な操作でスムーズに。
- GUIベースの構築で、複雑なスクリプト修正は不要
- サービスを止めずに設定を変更
- 事前の動作確認や、依存関係の自動生成が出来る
(3)vSphere HAとの連携
vSphere HAはゲストOSを監視し、SSPはゲストOS上のアプリケーションを監視します。SSPが障害を検知すると必要に応じてvSphereHAへ通知し、ゲストOSの再起動を促します。これにより、同一 サーバー上で実行されている正常なサービスを継続しながら、可能な限り障害となっているサービスだけを復旧させることができます。
なお、アプリケーション障害を検知した後の動作として次の4つを選択することができます。
- アプリケーション障害の検知を通知するのみ
- 「アプリケーションの再起動」処理だけを行う
- vSphere HAの「仮想マシンの再起動」処理だけを行う
- 「アプリケーションの再起動」を試み、失敗した場合に 「仮想マシンの再起動」を行う